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子どもが学校の視力検査でC判定―眼科受診と近視進行予防を調べた

·110 文字·1 分

学校の視力検査でC判定になった #

小学生の子どもが学校の視力検査でC判定になりました。文部科学省の区分では、Aは1.0以上、Bは0.7〜0.9、Cは0.3〜0.6、Dは0.3未満です。最初の記事ではC判定を「0.4以下」と書いていましたが、正しくは0.3以上0.7未満の範囲でした。

視力検査は近視の度数そのものではありません。近視以外の原因や測定のばらつきもあるため、インターネットの情報だけで判断せず眼科を受診しました。

眼科で分かったこと #

眼科では視力と屈折状態を調べてもらい、わずかな近視があるという説明でした。一方、目薬を使って緊張を取った後には視力が改善しました。わが家の場合は、ピント調節の緊張も検査結果に影響していた可能性があります。

この経験から、「学校でCだった=強い近視が確定」「一度下がった視力は絶対に戻らない」と単純化できないと分かりました。裸眼視力、屈折値、眼軸長は別の指標であり、治療の対象と目的も医師に確認する必要があります。

進行予防について調べたこと #

屋外活動 #

屋外で過ごす時間を増やす介入は、近視の発症を減らす根拠があります。学校で屋外時間を増やした無作為化試験でも効果が報告されています。一方、すでに近視になった子の進行をどこまで抑えるかは、発症予防ほど一貫していません。

日差しの強い時間に無理をしたり、窓を開けて紫外線を浴びたりする必要はありません。熱中症と紫外線への通常の対策をしたうえで、遊びや移動を含めて無理なく屋外時間を作る方針にしました。

低濃度アトロピン点眼 #

低濃度アトロピンには、濃度によって差はあるものの近視進行を抑える無作為化試験があります。日本では0.025%アトロピン硫酸塩水和物点眼液「リジュセアミニ」が承認され、電子添文には通常1日1回就寝前に点眼すると記載されています。

ただし「副作用がほとんどない」とは言えません。羞明、かすみ、瞳孔の拡大などがあり得ます。また、公的医療保険の対象外です。適応、効果判定、費用を眼科で相談して決める治療です。

DIMS眼鏡 #

DIMS(Defocus Incorporated Multiple Segments)眼鏡は、香港の学童を対象にした2年間の無作為化試験で、通常の単焦点眼鏡より近視進行と眼軸伸長を抑えました。試験では近視進行が52%、眼軸伸長が62%少ないという結果でした。

効果の数字は試験集団と条件に基づくもので、全員に同じ結果になるわけではありません。入手性、費用、装用できるかを含めて眼科で相談する選択肢です。

オルソケラトロジー #

夜間に特殊なハードコンタクトレンズを装用し、日中の裸眼視力を得る方法です。複数の無作為化試験をまとめた研究では眼軸伸長を抑える効果が示されています。一方で、コンタクトレンズなので角膜感染などのリスク管理と衛生管理が欠かせません。視力を一時的に矯正する効果と、近視の進行を抑える目的は分けて考える必要があります。

デジタル機器との付き合い方 #

スクリーン時間と近視の関連を示す研究はありますが、屋外時間や近業時間などと影響が重なり、因果関係や安全な閾値は単純ではありません。スマートフォンだけを犯人にせず、近い距離を長時間見続けない、休憩を入れる、屋外活動と睡眠を確保する、という運用にしました。

わが家で続けること #

  • 眼科で定期的に視力、屈折、必要なら眼軸長を確認する
  • 屋外で遊ぶ機会を無理のない範囲で増やす
  • 読書や画面を近づけすぎず、長時間続けない
  • 治療はメリット、負担、副作用、費用を医師と相談する

この記事はわが家の受診経験と文献調査の共有で、診断や治療の助言ではありません。急な視力低下、片目だけの異常、目の痛みなどがある場合は、記事より先に医療機関へ相談してください。

参考資料 #